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ミニチュア冷蔵庫のオーダーが入る。そのミニチュア冷蔵庫だけを写真に撮るだけで、人形やモデルとの絡みもナシ。フツーに真面目に作ったらホンモノの冷蔵庫商品写真となんら変わりがなくなってしまい、パンタグラフのアイデンティティ危機に直面してしまうこと、ウ・ケ・ア・イ。ここはひとつ、「クオリティを落とす」っちゅー方向で行ってみましょう。
まずは何も考えるな! 考えると入り口に入れない。まず、入り口に入ってしまってからジックリ考えよう。 ホンモノの冷蔵庫のディティールを参考にしながら、でも自分なりのアレンジは必ず入れよう。 アトリエにはいろんなパイプを備えておこう。ストックは大事ヨ。 チルドルームの引き出し表現は食品用のビニルパックを流用。オリジン弁当へGoGo。 これは写真用の立体造形なのだから、強度は考えなくてよい。その分、他の部分に時間をかけよ。 スタイロフォームもザックリヨ! 5年前なら、プラ板で作ってピカピカに磨いてただろうなあ・・・ ペットボトルはこんなふうに。すごくよく出来た食玩が売ってるのだが、やはり冷蔵庫と同じで「ホンモノと同じリアルさ」ってものには何の意味もナシ。 色も重要だけど、それ以上にツヤの出し入れは質感を大きく左右する。判断ムズカシイ。 苦労したのはこの蝶番。閉まったときに美しく納めるために、何度か試作をしながら。 中身は白く塗る予定だったが急遽、木の質感を活かす事に。これもホンモノと出来るだけ差をつけるため。そんな意見を汲み取ってもらえるかどうか、に掛かっている。 「こっちの方がいいモノができるよ、なんでかっていうと・・・」と、言えるかどうか。仕事はそれが全てだと思う。まだちゃんと言えません。 一度も入ったことのない、キッチンスタジオでの撮影。料理本や料理番組の収録に使われるスタジオだ。とても平和的。 「今更冷蔵庫か、う〜ん」と正直思ったが、なんの変哲もないモチーフを自分たちのルールを丁寧になぞりながら形にしていく作業、っていうものが何故か新鮮でありました。
by pangra_jin
| 2007-03-31 23:16
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